2024年度 スローガン
一般社団法人にいがた北青年会議所
第411代理事長
【初めに】
一般社団法人にいがた北青年会議所の前身である豊栄青年会議所は、旧豊栄市発展のために志を同じくする若者が相集い、明るく豊かな地域社会作り、相互の、友情と親睦、自己研鑽と修練、奉仕を目指し 1984 年に旧豊栄市に全国で 731 番目に設立されました。
1984 年から 2024 年の 40 年の間、これまで続いていたのは、先輩諸兄姉がこれまで弛まぬ努力と尽力で築いてきた運動に深く感謝と敬意を表し、これからも私たちは、明るい豊かな社会を実現するために地域の課題に挑戦し、自己啓発を怠ることなく、邁進していかなくはなりません。
今現在、日本は過去に類を見ないほどの多くの課題に直面しています。それは、我が故郷でも同様で、人口減少による深刻な人手不足、経済では円安による物価上昇、さらに各地に毎年多くの爪痕を残し、全国のいつどこで発生するか分からない災害など多くあります。JC としてこれらの課題を直接解決に向かうことは難しいですが、何ができるか、を考えて行動することが重要だと私は考えます。今までの古き良き時代から多様性の世の中に変化している時代に、変化を恐れず、良き伝統は守りつつ、新たな物事に挑戦していかなければ何も変わりません。それができるのは地域のリーダーたる JC だと確信しています。変化を恐れず、志をもって挑戦し続けていきます。
【全員拡大】
人は、自分一人では生き抜くことができません。この事実を自らに当てはめ、関わる周囲の人たちに感謝を忘れずに過ごすことができているのか、心の中で理解はしていても、それを忘れてしまうことがあります。人との出会いやつながりは人生を豊かにし、未来をも変える力を持っていて、それは人生そのものだと考えます。
現在の社会情勢を言い訳にせずとも、本年は 20 名のスタートとなり会員の減少に歯止めがかかっておりません。我々は何をすべきでしょうか。まずは行動する事、拡大活動を積極的に行うことはもちろんですが、私たち一人ひとりがもっともっと、魅力溢れる人間へと変わる事が必要であると考えます。メンバー個々の魅力が組織の魅力となり、組織の魅力を外部にしっかりと映し出だすことで会員増強につながります。すべての出会いとつながりに感謝の心を常に忘れることなく、すべての会員が個と組織の両方に当事者意識を持って真正面から向き合い、未来を見据え、紡がれてきた会員拡大の基盤を強固なものとしましょう。
【会員拡大と組織力向上】
会員拡大は青年会議所の一丁目一番地だと言われています。今こうして運動できていることは設立当初 40 年前の豊栄青年会議所、先輩諸兄姉の皆様が脈々と会員拡大を行ってきたからです。会員拡大なくして青年会議所は存続できていません。今私たちにいがた北青年会議所の目指す、夢が溢れるまちづくりを目指し仲間と共に成長できる団体を実現するために、常に新しい仲間を探し、志高き仲間を増やしていくことがこの先未来への襷となるのは間違いなく、行動することが急務です。
この地域に私たちの運動をより認知していただくためには、人口数の 0.001%必要だと言われています。つまり、新潟市北区の人口約 7 万人の中で会員が 70 名という計算です。しかし、にいがた北青年会議所の現状はメンバー数も減少傾向にあり、個々の負担が大きくなり、日々なにかに追われ、その業務を遂行することだけに注力することが果たして運動と呼べるのでしょうか。そんな運動をするメンバーの姿をみて共感させることができるのでしょうか。私はそうは思いません。本来の JC ならば、どんな困難にも果敢に挑
戦し続け、周りに共感を与え自然と人が集う団体となると考えます。にいがた北青年会議所は素晴らしい個性が輝くメンバーがいます。多種多様な個性を集結している組織は青年会議所しかなく、夢が溢れるまちづくりを目指し仲間と共に成長できる団体を体現するべく、長年の習慣や組織の課題点を見直し、新たに様々な運動や取り組みに共感してもらえるよう、多様性と持続可能性のある組織改革を行う必要があります。それは、まちにより良い変化を起こすための成長と発展の機会を提供することであり、仲間と共に一致団結し、一人ひとりが青年会議所運動の理念を理解、共有し伝播していくこと、一人でも私たちの運動の理念を共感していただくことが必然とこのまちのため、会員の成長のため、ひいては組織力向上になると確信しています。2024 年度、会員拡大を最重点項目として掲げ、このまちのため、人のため、仲間のために組織力を向上していきましょう。
【時代に則したにいがた北オンリーワンの広報活動】
JC しかない時代から JC もある時代に変わったと叫ばれている昨今、にいがた北青年会議所の存在義を地域の皆様に広く認知してもらうためには、Mission、Vision、価値観を伝えることが重要だと考えます。私たちの活動はこの地域を明るい豊かな社会の実現を目指し、地域に根差した運動を行っています。その運動を地域に発信していかなければJCの魅力は伝わらず、JCは何をやっている団体なのか分からないと考えます。私が考える広報とは PR と表現されることが多いですが、PR とは、パブリックリレーションズという単語の略で Public=一般の人々と Relations=関係性をつくるという意味です。より円滑に活動を展開するためには、JC の活動内容を地域に認識してもらい、JC と地域の関係性を構築していくことが重要となります。広報活動は、継続的な対話関係を作り、関係者との信頼を構築していくことになります。つまり関係性をつくることが広報活動の目的となり、ただ発信することが広報活動ではないといことです。それには、ホームページや SNS、各種媒体を通じての発信はもちろんですが、まずは、にいがた北青年会議所とは、どんな団体なのかを市民や関係各所に周知し、対話関係を構築することにより、これまで以上に地域の課題を明確化することができ、より一層 JC 運動を展開することができると考えます。
にいがた北青年会議所の存在意義を認識していただくために、オンリーワンな広報活動を展開し、様々なメディアを駆使しながらこの組織の魅力を伝播し、挑戦し続けていく広報活動を行います。
【感謝と決意の創立 40 周年記念事業】
本年度、にいがた北青年会議所は創立 40 周年を迎えます。40 年前の創設から常に時代の先駆者であった先輩諸兄姉たちが残したものを守り、それを後世に伝えいくことで、より良いものへと進化し、地域と人の成長につながります。時代の変化、変革の起点という言葉はよく使いますが、まさに本年度、にいがた北青年会議所にとっての変革の起点だと考えます。それには、想いを伝承し、更なる発展に努めなければなりません。私たちは、このまちに根差し、様々な課題に挑戦する運動を行ってきました。それは、子どもたちに向けた青少年育成事業、地域課題解決に向けた取り組みや、災害時のボランティアなど、その活動内容は多岐にわたります。これから先の未来は、子どもたちが、夢をもち何かに挑戦し、成長することが、このまちを明るい豊かな社会の実現をするために必要不可欠だと考えます。感謝と決意、そして私たちの想い描く地域の未来へのまちづくり、人づくりに焦点をあてた 40 周年事業を開催します。
何年経っても変わらない地域への愛と、今まで紡いでこられた歴史に敬意と感謝を表し、10 年 20 年後
の未来へ紡ぐことが私たちの使命だと考えます。
【結びに】
私は、青年会議所を通じて多くの気付きや学び、そして一生の宝となる多くの仲間との出会いがありした。先輩の後ろ姿は大きく見え、いつの間にか親しかった先輩が急に遠い存在になった。あの時、なぜもっとできなかったんだろう。あの時の悔しさや後悔、そのひとつひとつの経験が財産になっています。自分自身、にいがた北青年会議所に 14 年在籍しましたが、2024 年度は今まで経験した集大成として精一杯努めます。次の 50 周年、60 周年まで続く想いの襷を次世代の子供たちに継承していくこと、それがこの地域に対してできる恩返しでもあると思います。
皆様は、何のために青年会議所運動をしていますか。地域のため、自分のため、仲間のため、それぞれあると思いますが、最初はみんなできなくて当たり前なのです。みんなで悩んで、助け合って、時には喧嘩して、成長していくのだと思います。JAYCEE として挑することは、この地域の未来をつくるといっても言っても過言ではありません。精一杯やって失敗したっていいじゃないか。諦めず挑戦し続けることが大事なのですから。その先には必ず明るい豊かな社会が待っています。
事務局
事務局長 山田 誠徳
私たちにいがた北青年会議所は、会員数が減少傾向となっていることで、会として過渡期を迎えているといえます。そのような状況の中でも三浦理事長を筆頭に会が一丸となり、様々な事業、また、喫緊の課題である会員拡大に挑戦していくため、会の屋台骨として事務局が組織されました。
私たち事務局は、例会・総会・選挙の運営、褒賞、財務及び事務の管理、文書(議事録含む)の管理、保管、会議の設営、資料の配布、会員拡大の取り纏めと、対内における重要な役割を担わせていただきます。会の運営が滞りなく行われるよう、与えられた職務を全うし、各委員会が事業に集中できるよう努めます。
例会・総会・選挙においては、会の今後を左右する重要な場面であるので、多くのメンバーに参加いただけるよう、運営して参ります。
また、褒賞では、工夫を凝らし、2024年度における会の功労者をしっかりと労うことで、JC活動へのモチベーションを会全体に波及できるよう設えます。
会員拡大においては会全体で取り組んでいく課題ではありますが、取り纏めを事務局が行って参ります。にいがた北青年会議所が多くの新たな仲間を迎え入れていくにあたって、この時代、この地域に合った会員拡大の方法を模索する必要があります。事務局が中心となり、現状の拡大方法を精査し続けること、また候補者情報をしっかりと管理し、随時発信していくことで会全体の拡大に向けた機運を高め続ける役割を担って参ります。
2024年度、三浦理事長が掲げる初志貫徹~志を忘れず挑戦し続けよう~のスローガンのもと、志高く精一杯取り組み、今までの経験を伝えていけるよう邁進して参ります。1年間どうぞ宜しくお願い致します。
Onlyup委員会
委員長 天野 忠
ここ数年の間に当会では会員の減少が進み、組織運営が円滑に行えているのか懸念されます。私たち一人ひとりが当会の抱える課題を真剣に考え、魅力を伝えることでしか現状は打破できません。未来の仲間や多くの人々に私たちの魅力と理念を知ってもらい、共感のもとに夢が溢れるまちづくりを目指し仲間とともに成長できる団体となる必要があります。
対内紙 修練 とホームページでは、委員会名にもなっている Onlyup に込めた私たちにしかできない唯一の投稿ができるように紙修練の発行と、ホームページの作成と管理を行い、ここまで続いてきた当会の存在意義と活動をさまざまな人々に知っていただけるような事業を行います。
広報に関する事業では、40周年という年を迎えさせていただけることに感謝し、その気持ちを北区の街をきれいにする活動を行うことで北区の方々に見て感じてもらい私たちの活動が輝ける事業を行います。
会員資質向上の事業では、会員拡大を行うための第一歩は私たちの内部から変えていかなければならないと考えます、そのためにいがた北青年会議所の会員一人ひとりの活動を行う意識を改善できる事業を行います。
9 月の葛塚祭りでは、にいがた北青年会議所として参画を行い、参加される様々な人々に北区の魅力である葛塚祭りを知ってもらうとともに、私たちの活動を認知してもらえるよう設えを行います。
主管となる第一エリア合同事業では、鉄の結束をより強固な結束となるよう設え、参加する方々と青年会議所という団体を盛り上げる事業を行います。
卒業式ではこれまでにいがた北青年会議所の活動に尽力してきた卒業生を感謝を込めて送り出したいと思います。
2024 年度は三浦理事長のスローガンである初志貫徹~志を忘れず挑戦し続けよう~を実現できるよう志を忘れず、何事も挑戦させていただけることに感謝の気持ちをもち、困難な課題を会全体を巻き込んで成長し、魅力溢れる会となるように全力を尽くしてまいります。 1 年間どうぞ宜しくお願い致します。
40周年委員会
委員長 長谷川 慧
私たちにいがた北青年会議所は創立40周年を迎えます。これは長きに渡り先輩諸兄姉が築いてこられた活動の賜物であり、常に時代に即した活動を行い、課題に対し果敢に立ち向かうことで次の世代へと継承し続けることができました。本年度は何年たっても変わらない地域への愛を未来へとつないでいく重要な一年であり、これまでに関わったすべての方々に感謝の気持ちを忘れることなく、伝統と歴史に誇りを持ち、輝き続ける未来へ繋げる必要があります。
まずは、新年の挨拶を通して先輩諸兄姉・地域・行政の方々へ我々の本年度の活動を共有し、それにご理解を深めていただくために賀詞交歓会を行い、会員一人ひとりの帰属意識の醸成を図り、団体としての存在価値を高めます。そして、これまで紡がれてきた当LOMの歴史に敬意を表すると共に、偉大なる礎の上に我々現役世代が立たせていただけているということへの深い感謝の気持ちを皆様にお伝えし、伝統と歴史のバトンを未来へ引き継ぐために40周年記念式典を行い、感謝の思いを伝える場を創出します。さらに姉妹LOMである銅雀JCを40周年記念式典に招待し、国境と世代を越えた友情を再確認します。また、この地域の方々に挑戦し続けることの素晴らしさを伝えるために、記念事業を行い、次の世代を担う子どもたちの成長を生み出します。そして、区民や地域との連携強化を図ることができる地域のリーダーとなるために、地域の事業への参画を通じ、地域に活力を与えます。さらに、早足に変化する社会においても活躍し続けるための推進力を高めるために、新たな仲間を増やし、今後の組織の継続と発展に繋げ、青年経済人が育成される輝き続ける団体へと成長して参ります。
本年度三浦理事長が掲げる、初志貫徹~志を忘れず挑戦し続けよう~のスローガンのもと、伝統と歴史の誇りを胸に志を絶やすことなく、40周年に相応しい一年となるように努め、45周年へ向け輝き続ける未来を築いていきます。1年間どうぞ宜しくお願い致します。