2023 年度 スローガン

COLOR
2023年度理事長所信
有田竜太

一般社団法人にいがた北青年会議所

第40代 理事長

有田竜太

【はじめに】
 我らが一般社団法人にいがた北青年会議所は、1984 年豊栄青年会議所として全国で 731 番目、新潟県内では 24 番目の青年会議所として設立され、以来、基本理念である「明るい豊かな社会の実現」に向け、地域のため、自らの成長のため、時代に合わせた活動、運動を展開してまいりました。地域に根差し、地域から必要とされる団体として 39 年間活動し、運動を発信し続ける事ができたのは、先輩諸兄姉のたゆまぬご尽力の賜物であります。来年の創立 40 周年に向うにあたり、改めて先人が築き上げてこられた偉大な功績に最大の敬意と感謝の意を表し、これまでの歴史を自信と誇りに変え、ますます力強く活動して参ります。

【全員拡大】
 人は、自分一人では生き抜くことができません。この事実を自らに当てはめ、関わる周囲の人たちに感謝を忘れずに過ごすことができているのか、心の中で理解はしていても、それを忘れてしまうことがあります。人との出会いやつながりは人生を豊かにし、未来をも変える力を持っていて、それは人生そのものだと考えます。
 現在の社会情勢を言い訳にせずとも、本年は 20 名のスタートとなり会員の減少に歯止めがかかっておりません。我々は何をすべきでしょうか。まずは行動する事、拡大活動を積極的に行うことはもちろんですが、私たち一人ひとりがもっともっと、魅力溢れる人間へと変わる事が必要であると考えます。メンバー個々の魅力が組織の魅力となり、組織の魅力を外部にしっかりと映し出だすことで会員増強につながります。すべての出会いとつながりに感謝の心を常に忘れることなく、すべての会員が個と組織の両方に当事者意識を持って真正面から向き合い、未来を見据え、紡がれてきた会員拡大の基盤を強固なものとしましょう。

【地域啓発】
 家族や友人に胸を張ってこのまちの素晴らしさを、自分の言葉で伝える事ができているだろうか、それは簡単なことではありません。自分のまちに誇りをもつためには、自分のまちのことを良く知り、理解する必要があります。多くの素晴らしい文化や誇るべき地域資源がある中で、どのように優れていてどこに問題があるのか、まず、そのことに対する関心を持ち、このまちの価値をもっと認識し、イノベーションを起こすことで新たなまちの可能性をみつけて行きましょう。
 私たちは何をやるかではなく、誰のためにやるかを示さなければならない団体です。ただおもしろそうだから、やりたいから、と漠然としたものではなく、自分の家族や友人からで良い、身近な誰かを笑顔にしましょう。そこから地域へと笑顔の輪をひろげ、新潟市北区をより元気にするきっかけをつくろう。

【青少年育成】
 社会環境が急激に変化する現代、大人でさえ将来を見据えることが困難な時代に、子供たちはメディアや大人たちの言動から社会情勢を感じとり、夢や希望を抱けなくなっているのではないだろうか、我々の使命は、無数の選択肢がある将来に、夢や希望を見出すことができるこどもたちを育成することです。
 忘れられない出会いや体験を通じ、様々な価値観に触れ、知ることが他者を思いやる心につながる、魅力的な大人との出会いは、いつしか憧れに変わり、人生の選択肢を増やしてくれます。子供たちが大人になるにつれ、人生の岐路に立ったとき、自らの意思で自分の人生を切り拓く、未来を生きる力を育める、学校や塾、インターネットでは教えてくれない、我々にしかできない青少年育成事業をしていきましょう。

【広報活動】
 どこにいても気になったことがあればすぐに手元で検索することが可能な現代、多くの情報であふれていますが、その中で伝えたい情報を届けるには、対象者の目に留まるように情報を発信する必要があります。どんなに良い事業を計画しても発信力が欠けている場合、その情報は対象者に届くことはなく、効果も薄い、わずかに情報に触れる事があっても、対象者の心に響かなければ結果は得られません。
 以前から活用しているホームページや SNS はもちろんのこと、あらゆる媒体を模索し、伝わりやすさを念頭に、発信をルーティン化するなどの工夫を凝らして、一人でも多くの方々に我々の運動を届け、さらなる理解をいただくことで、信頼へとつなげます。事業の告知や募集にとどまることなく発信していきましょう。

【ブロック大会主管に向けて】
 「少数精鋭」この言葉が私にとって一番の誇りです。これから先もにいがた北青年会議所らしさを守り、未来を見据え、あゆみを進めるために、組織力の向上を視野に入れた取り組みの一環として、第 53 回新潟ブロック大会の主管を決意しました。入会の年数の浅い会員が多く、現会員で会を一つにして何か大きな事に取り組む経験をしていません。ブロックの事業にせよ、LOM の周年にしても、こういった LOM 外から多くの方をお迎えする事業においては、私自身、会をひとつにし、結束力を高める力を秘めていると信じています。
 メンバーそれぞれが主管する意義を理解し、主体的に取り組む中で、メンバー個々が成長することにより、組織力の向上につなげます。また、新潟市北区にとっても、市内外の方々にこのまちの価値を存分に発信できる機会であり、関係各位との絆を深め、地域力を高めて参ります。

【おわりに】
 私自身、2012 年の入会以来、たくさんの先輩、後輩に出会わせていただきました。ふと思い出すと感じることは、十人十色とはよく言ったもので、皆様それぞれに異なった色を感じます。そして会社に帰れば一国の主とも言える方々であるからか、個性が強い、時には意見がくいちがう場面もたくさん見てきましたが、あとに信頼関係が生まれることばかりしか私は記憶しておりません。多種多様な時代「個性は宝」です。同じ人間なんていないからこそ、お互いを尊重し、個性をここに集結させましょう。
 目の前には 2023 年というまだ真っ白なキャンバスがあります。みんなが持っているそれぞれの色で、個性で、未来を描いていこう。

総務広報委員会

庭野陽市

委員長 庭野 陽市

 にいがた北青年会議所は、夢が溢れるまちづくりを目指して活動する中で、地域の皆様に認知していただくための様々な広報活動を継続して行い、組織全体の円滑な運営を行ってまいりました。新たな可能性を考察し、魅力ある我々の活動を継続的、かつ平易に広く情報発信するとともに、厳正なルールに従いながら、常に挑戦し続けてきた歴史と経験を元に、組織運営をより時代に合う形に昇華させ、更なる発展に繋げていく必要があります。

 まずは、盤石な組織形成のために、総会をはじめとする諸会議の計画的な準備と設営、効果的な周知活動を行い、メンバー間で活発な意見交換を可能とする会議の運営を実現します。
 そして、にいがた北青年会議所の熱き想いを関係諸団体の皆様へお伝えし、連携をより強固にするために、賀詞交歓会を開催いたします。
 さらに、にいがた北青年会議所に対する外部の評価を高め、魅力あふれる人間へ変わるために、拡大につながるブランディングを行いながら、人と人とのつながりに重きをおいた会員拡大事業を実施いたします。
 また、革新的な情報発信の可能性を模索するとともに、オフィシャルWEBサイトを情報発信のターミナルと位置づけ活用し、地域の皆様へ広くにいがた北青年会議所の活動を認知していただけるように、即効性と適時性を熟考しながら広報活動を行います。
 そして、浜で遊ぼうへの参画については、地域を活性化する一助となれるよう積極的に交流し、地域の皆様とともに、日本海に面した北区ならではの魅力を広く発信してまいります。

 総務広報委員会は、輝く個性が集結する場を土台となって支え、様々な情報発信を適時性をもって行い、にいがた北青年会議所が時代とともに変化しながら地域に貢献し続ける未来を描いていきます。

未来クリエイト委員会

土屋聡

委員長 土屋 聡

 私たちを取り巻く社会情勢は、常に変化を続けています。これまでの日常がこれから先続く保障はない中で、今を生きる人々は進むべき方向を考え、よりよい未来を描き、行動を選択しなければなりません。
 この北区の地でも近年、行政や地域の団体、小さな個人店に至るまで、あらゆる業種の活動においてそれぞれが社会情勢を鑑み、慎重な判断を迫られてきました。しかし、様々な経験を糧に、少しずつ前に進める状況が整ってきています。
 青年会議所は行動を起こすきっかけを作り、地域を牽引する存在であるべきだと考えます。私たちはこれまでの活動を通じて地域の方々と触れ合い、同じ時間を共有することでたくさんの笑顔に出会うことができました。この身近な笑顔の輪をどれだけ広げることができるか、というテーマを掲げ、委員会を運営して参ります。
 また、にいがた北青年会議所は、一人ひとりが素晴らしい個性を持っています。固定観念に縛られることなく、委員会の垣根を超えて多様な感性を取り入れることでよりよい事業を構築していく、そんな委員会を実現させ、LOMや地域における変革の起点となれるよう、覚悟を持って邁進いたします。
 当委員会は主管となるブロック大会の担当やLOMの今後を左右する会員拡大の取り纏めなど、重要な役割を与えていただきました。
 ブロック大会においてはこれまで各地域で奮闘し、JCとしての役割を全うした卒業される先輩方に敬意を表し、にいがた北の個性を感じていただけるような温かい祝賀会を演出します。
 また地域啓発の点においても、大規模な事業を一般の参加者に向けて発信できるブロック大会は最高の機会と言えます。LOMはもちろん関係各所ともしっかりと連携をとり、多くの参加者を笑顔にできるような盛大な事業を実施します。
 会員拡大においては会全体で取り組む課題となりますが、勢い任せの手法に終始せず、ひとつひとつの出会いに感謝の気持ちを持ちながら、合理的かつ効果的なアプローチをとれるよう、舵取りをして参ります。
 また、良い事業が良い広報に繋がり、ひいては会員拡大への確かな足掛かりとなると考え、影響力を伴った事業を展開できるよう、他団体や企業にも協力を仰ぎ、スケールアップを常に念頭に置きます。
 地域啓発は私たち青年会議所の活動だけで完結するものではありません。当委員会は行政や企業、地域の団体と連携を取りながら、多くの人を巻き込んだ事業を構築していきます。
 むすびに、当委員会の活動が、地域に新たな文化を創造する一助となること、そして、北区で暮らす人々が北区民であることに誇りを持ち、胸を張って自慢している未来の礎となることを強く信じて、私たちは1年間全力で走り続けます。

Blue Impact委員

小池祐太郎

委員長 小池 祐太郎

 未曽有の感染症が日本に広まって早4年目に差し掛かろうとしています。自粛や中止が続いていた地域の行事も、少しずつですが、かつての賑わいを取り戻しつつあります。一方、子供たちの学校生活では未だに制限や制約が伴います。また、学校の在り方も大きく変化し、部活動や課外活動も大きく変わろうとしています。これらの変化は果たして子供たちの未来のためなのでしょうか。もちろんITを活用した授業など、いい面もあります。しかし、大人の都合、社会の都合で未来の可能性や挑戦するきっかけを狭めてしまうことがある現状があります。
 我々Blue Impact委員会は、様々な体験の場を創出し、魅力的な大人との出会いや多様な価値観に触れる機会を提供することで、将来大人になったときに、無数の選択肢のある将来の可能性をしっかりと見出せるよう、未来を生きる力を育むことが使命です。
 会員拡大については、地域を支えている青年や事業者に、我々と共に未来を見据え行動したいと思える事業を展開します。
 青少年育成事業としては、子供たちが様々なことに挑戦し、自分の可能性を見出すきっかけになる事業を実施します。
 そして、葛塚祭りでは、参加する地域の大人たちとの出会いや、楽しめる体験を通じて、地域の魅力を発見し、憧れをいだける事業を実施します。
 さらに、卒業式では今年度3名が卒業されます。卒業生のこれまでのJC運動を労い、盛大にお祝いできるよう、委員会にて設営いたします。
 また、第一エリア合同事業については、いわふね、中条、新発田、そしてにいがた北間における鉄の結束を体現できるよう、同じ志を持つメンバー同士の交流の魅力を委員会一同で伝え、盛り上げ事業参加を促していきます。
 有田理事長の掲げる「COLOR~個性で未来を描いていこう~」のスローガンのもと、個性豊かなにいがた北青年会議所でしかできないことを実行し、魅力ある大人として皆を牽引し、子供たちと共に未来を築いていきます。

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